WHO関連出版物と
トレーニングモジュール

WHOはこれまで、HIV、結核、マラリアの3大感染症を重点的に取り組んできましたが、ウイルス性肝炎も重要な慢性感染症として認識されるようになりました。ウイルス性肝炎は無症状で進行し、肝硬変や肝がんなどの重篤な合併症を引き起こすことがあります。

WHOによる試算によれば、世界中で約3.5億人がB型肝炎ウイルスまたはC型肝炎ウイルスに感染しているとされています。この事実を踏まえ、2014年には初めてC型肝炎に関するガイドラインが発表され、2015年には初めてB型肝炎に関するガイドラインが公表されました。その後、さまざまなガイドラインや関連書籍が発行されています。これらの出版物を通じて、各国のガイドラインの策定や対策の推進が支援されています。